第一次大極殿正殿整備

保存と研究の歴史

「平城京」は、日本で初めて大規模な国際首都として栄え、現在、平城宮跡は特別史跡として、国民的な文化遺産となっています。
この平城宮跡を古代都城文化を体験的に理解できる場として次代に引き継ごうと、昭和53年に文化庁において策定された「特別史跡平城宮跡保存整備基本構想」に基づき、国において歴史的建造物の復原などの整備が進められています。これまでも、宮内省地区や朱雀門及び東院庭園などの建物の復原整備が行われました。
平成13年度からは、平城宮の中核をなす第一次大極殿の復原工事に着手し、平城遷都1300年にあたる西暦2010年(平成22年)に完成しました。
また、第一次大極殿を取り巻く南門・廻廊等(院地区)についても、復原整備に向けた検討が進められています。

復原された第一次大極殿

第一次大極殿院(復原模型)


平城宮跡第一次大極殿院とは?

奈良時代の前半には、朱雀門を入った正面のところに、朝堂院の建物が二棟ずつ左右対称に配置され、その奥に大極殿院が位置していました。
大極殿院と朝堂院の建物は、すべて高い基壇に礎石をすえ、丹塗りの赤い柱を建て、屋根に瓦を葺いた壮大な格式の高い建物でした。
第一次大極殿院の中の北側の高いところに大極殿が位置しており、大極殿は天皇の即位、元旦の朝賀など国家的儀式の時に天皇が出御する建物です。奈良時代の前半期では、国家的な儀式、つまり即位・朝賀・外国使節の謁見といった行事を主に大極殿院・朝堂院で行ったと考えられています。

● 奈良文化財研究所 第一次大極殿復原整備ページ
http://www.nabunken.go.jp/site/daigoku.html

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